名古屋でディフェンスクリニックを開催|小さい選手20名の練習内容と参加者の声

2025年7月27日、名古屋市の守山生涯学習センターでディフェンスクリニックを開催しました。
小学3年生から高校3年生まで、20名の小さい選手が集まりました。

学年もスキルもバラバラな選手たちが、この日どう変わったのか。
当日の練習内容と、参加者・保護者の方からいただいたアンケートの声、そして僕自身の反省点までまとめてレポートします。

開催概要

日時 2025年7月27日(午前・午後の2部制)
場所 名古屋市守山生涯学習センター
対象 小学3年生〜高校3年生
参加人数 20名
内容 午前:ディフェンス(ステップワーク・対人)/午後:オフェンスと実戦形式(1on1〜5on5)

愛知県内だけでなく、岐阜県や三重県からも参加していただきました。
Instagram、YouTube、公式LINEをきっかけに知っていただいた方がほとんどでした。

ディフェンスクリニック当日の様子

当日の様子

スタートは、全員でハドルを組むところから。
初めて会う選手同士がほとんどなので、最初の空気づくりを大事にしています。

このクリニックを選んでくださった理由

たくさんあるクリニックの中で、なぜこのクリニックを選んでくださったのか。
参加後のアンケート(回答11件)から、いくつか紹介します。

習いたい内容とテーマが合っていたから

鈴村先生に教えてもらいたかったから

子供にとって必要な練習だと思ったから!

以前にも個人指導をしていただいていたから

一度マンツーマンレッスンをお願いした際、シュート直前までボールを見ない等、目から鱗な考え方(個人的には新しい目線)で教えていただき非常に勉強になった為、クリニックも興味を持ちました。

愛知県内で開催された事と、少人数でのクリニックだった事

鈴村さんだからという一言です。
絶対的に信頼のおける方のクリニックですから、新チームが始まるのに対してどうしようかなって思っていたので本当に行きたくてたまりませんでした。

特にクリニックに行ったことがあるわけではないですが、自分もバスケスクールを運営しているなかで自分の子供にはどうしても厳しくなってしまうので他の環境を与えたかった。

自分の息子が背が低く、ガードとしての知識が薄かったから

小さな選手でもという他にはない切り口と、子供の悩みにピッタリな内容だったこと

※アンケートの回答は、いただいた文章をそのまま掲載しています。

多くのクリニックがある中で選んでいただけて、本当に感謝しています。

参加する前の不安

参加前にどんな不安があったかも聞いてみました。
ディフェンスの悩みだけでなく、「知らない場所に行く不安」を持っている方が多かったのが印象的です。

どんな子達が集まるのか

参加する息子がまだバスケットを初めて7ヶ月程ですので、他の参加者の子達が上手で練習について行けなかったらどうしようと考えておりました。

新チーム始まって、今までの知識をよりアップグレードしなくてはいけないという気持ちです。

DFのプレッシャーを感じると焦ってハンドリングミスをして、ターンオーバーになり自信を無くしていた

年齢のバラツキからどんな感じなるのか少し不安でした

子どもは知らない子と一緒に練習するのを不安がっていました。

※アンケートの回答は、いただいた文章をそのまま掲載しています。

こうした不安が最後にどう変わったのかは、後半でお伝えします。

クリニックで取り組んだ内容

ディフェンスクリニックの1日の流れ

図 ディフェンスクリニックの1日の流れ

形を教えるだけで終わらせず、「試合ですぐに使う」ことを意識して組み立てました。
午前はディフェンスのステップワークで足の使い方を覚え、対人で相手をつけて練習。
午後はオフェンスをテーマに、後半は1on1から5on5まで実戦形式で、ゲームの中で使うところまでやりました。

午前① ステップワーク

逆足スライドの蹴り方。
進行方向の足から出るのではなく、逆足のかかとで蹴り出します。
大きな一歩でオフェンスに追いつけて、上半身も残るので切り返しにもついていけます。

クロスステップの蹴り方。
横に振られたあと縦に来られたとき、スライドでは追いつけません。
そこで使うのがクロスステップです。

それぞれの詳しいやり方は、スライドの記事とクロスステップの記事で解説しています。

午前② 対人ディフェンス

実際にオフェンスをつけて、覚えたステップを使います。
相手がいると、同じ動きでも一気に難しくなります。

午後 オフェンスと実戦形式

午後はオフェンスがテーマです。
後半は5秒1on1から2on2、3on3、5on5と、人数を増やしながら実戦形式で行いました。

最後は5on5。
午前に覚えたディフェンスも含めて、練習したことを実際のゲームの中で使います。

子どもたちの変化

当日手伝ってくれた高校生の感想

全体を一番近くで見ていたのは、当日手伝いに来てくれた高校生でした。
その感想です。

(全体的な視点から) 参加者たちはコーチの話に真剣に耳を傾けて、コーチが説明するとすぐさまシュミレーションをしていて、身につけようという気持ちが強く表れていました。
「今は試合じゃないし、ここでは監督もいないので失敗しても怒られないからとにかく挑戦してみよう」とコーチが声をかけたところ、その姿勢で練習に取り組む姿が多く見られ、チャレンジを肯定する環境が選手の積極性につながっていたように感じました。
最初はぎこちなくても、やっていくうちに段々と感覚が育っていく過程が見えました。
成功体験が積み重なっていくことで、「自分にもできる」という感覚が強まっていたように思います。
コーチに褒められた瞬間の表情の変化がとても印象的で、プレーに対する姿勢や動きにも自信が表れていたように思えます。
開始前半は少し固い空気を感じましたが、後半になるにつれて普段一緒にプレーしていない参加者同士でも徐々に打ち解け合っていく様子が見られました。

(指導する姿を外から見ていて)多くの参加者がいる中で一人一人のことをしっかりと見ていて、出来ていない所を見過ごさずにしっかりと指導する姿は、今まで多くの選手を指導してきたからこその視野の広さだったり、指導の上手さだと思い、流石だなと感じさせられました。
鈴村さんなら信頼してコーチをお願いできるなと改めて感じました。

また、お手伝いに来てくださった指導者の方からは、こんな感想をいただきました。

小指の理論は目から鱗でした。
チームでも実践してみます!

初めての場所だからこそ、上達する

最初は緊張したり、「どんな指導なんだろう」と不安になったりする選手は多いです。
でも、

  • バスケットボールを通じて初めて会う指導者
  • 初めて出会う選手同士のコミュニケーション

僕はここに大きな価値があると思っています。
人が上達するのは、いつでもコンフォートゾーンの外側、つまり新しいことを学んだときです。
不快感のその先でしか味わえないものがあります。

参加者・保護者の声

参加後のアンケートでいただいた、良かったことの声です。

試合ができてよかった ディフェンスの抜き方について知れたこと

今通っているクラブチームではきめ細かく技術面を教えてもらえる環境では無いため、ボールマンへのディフェンスの付き方を細かく明確にレッスンしてくださったので今後はそこを意識して取り組んでいきたいです。

クラブチームの練習は人数も多くなかなか細かい指導をしていただけない部分があります。
サイドステップとクロスステップの使い分け、オフェンスの前に回り込む時にお尻を回転させる等、具体的に教えていただいた事は大変参考になりました。

先生からも失敗してもいいよと言ってもらえて、チャレンジさせてもらえてました

新たな気づきをいくつも得られて良かったです

足の使い方など細かい点を教えて頂いた事。
何回か通われてるのかなぁっと思った方が数名いた事がビックリした。

伝えたい事はどのスクールもクリニックもあまり変わらないとは思うのですが、子供に分かりやすい。
イメージしやすい表現がよかったなと思いました。
(ディフェンスの際に肩を合わせる等)

良かった点は、ドリブルが受けた前後で上達した気がする

クラブだと練習内容を理論的に言語化して教えてはくれないので、そこが良かったです。

※アンケートの回答は、いただいた文章をそのまま掲載しています。

「失敗してもいいよ」は家でも言える

ありがたいことに、多くの方から学びや気づきを得ていただけました。

「失敗してもいいよ」という声かけは、指導者だけでなく、親御さんがかけても効果があります。
指導者だけに声かけを求めるのではなく、家からできる声かけをしてあげてください。

反省点|いただいた声から見えた課題

ありがたい言葉をいただいた一方で、僕自身が反省すべき点もあります。
改善のためのご意見もそのまま載せます。

試合時間を増やして欲しい まだよくわからない専門用語があるので分かりやすく話して欲しい

バスケのクリニック自体が初めての参加で基本的にはとても充実したものとなり、親子共に大満足だったのですが、少し気になる点もありました。
うちの子供もまだ技術面では未熟で出来ないことも多いのであまり偉そうな事は言えないのですが、クリニックを通してコーチからの練習方法の説明や、言っている事が理解できない年代(小学校低学年くらい?)との同時レッスンは少し練習効率が悪い気がしました。
(3on3の練習で"オフェンスをやった後はディフェンスにまわる"と言った動きを毎回忘れて指摘されている 等) ありがとうございました。

カテゴリー別のクリニックを開催してほしい

できれば、小学生リングと中学生リングを分けて欲しかったです。

年齢に差がありすぎると、一緒にやってもなかなか上手くできない事もあると感じたので、ある程度揃うカタチで実施できると良いと感じました。
ただ、3対3などは物足りないと感じましたが、年齢やメンバーからに関係なく、新たな気づきやスキルアップには十分効果的な内容で満足しています。

中学生と小学校低学年がペアで1on1になるシーンがあったので、個々の力量がわからないので難しい面ではありますがあるていどグループ分けしてあれば良かった気がします

※アンケートの回答は、いただいた文章をそのまま掲載しています。

実際に2on2や3on3の動画を見ていただくと分かりますが、集中力が切れてしまう場面がたくさんありました。
体格差があるマッチアップになってしまったことも反省点です。

いただいた声をまとめると、課題は次の3つです。

  • 年代・レベルによるグループ分け(リングの高さも含めて)
  • 専門用語をもっと分かりやすく説明すること
  • 試合形式の時間を増やすこと

ここは次回のクリニックの課題として猛省し、必ず次につなげます。

今後取り上げてほしいテーマ

アンケートでは、今後取り上げてほしいテーマも聞きました。

  • ディフェンスの基礎 ディフェンスオフェンス共にガンガン行く方法
  • シュートスキル(シュートフォーム、シュートの引き出しを増やす等)
  • 可能であればガードに特化した内容で受講してみたいです
  • メンタル面
  • バスケで必要な細かい動きなど。
  • リバウンド
  • もっとディフェンスをスキルアップしたい。今回のクリニックの上級編。
  • 鈴村さんといったら、シュート!ぜひシュートクリニックもお願いします!

いただいたテーマのうち、記事にしているものもあります。

シュートクリニックや上級編も、いただいた声をもとに企画していきます。

まとめ|知らない人の中で力を出せる選手に

今回のクリニックで学んだことを日常の練習に取り入れることで、試合での自信につながります。

そして、練習したことを実際の5on5まで落とし込む。
これを僕は文化にしていきたいと考えています。

ピックアップゲームのように、指導者からの指示やアドバイスなしで選手たちが実行する。
練習したことを、お互いに声をかけ合ってゲームの中で発揮する。

これは僕自身の経験でもあります。
知らない人の中で自分のプレーを発揮するのは、かなり難しい。
でも、そこでできるようになると、どんな舞台に立っても焦りや緊張がなくなります。
そんな場所を提供したいと思っています。

いろいろな選手、いろいろな大人が見ている前で、最高のパフォーマンスを発揮できる選手を育てていきます。

次回のクリニック・出張開催のご相談

次回のクリニックはまだ未定です。
そこで、開催に協力していただける方を募集しています。
愛知県だけでなく、県外にもお伺いします。
前回は千葉県で実施しました。

千葉県で実施したクリニックの様子

千葉県で実施したクリニックの様子

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実際に受けた方の声は、こちらにまとめています。

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