ミニバスの自主練メニュー|家でできる練習と時間の目安、自主練しない子への親の関わり方

「ミニバスの自主練、家で何をやらせればいいの?」
「やりなさいと言っても、なかなか自主練しない」

保護者の方から、とても多くいただく相談です。

自主練で上手くなる選手と、なかなか変わらない選手の差は、練習の量だけではありません。
何を意識して練習しているかと、続けられる仕組みがあるかです。

この記事では、小さい選手を専門に指導している僕が、家でできる自主練メニュー、時間の目安、そして自主練しない子への親の関わり方をお伝えします。

自主練の時間は1日30分〜1時間が目安

自主練の時間は、1日30分〜1時間は取りたいところです。

ただ、今まで自主練をしていなかった子に、いきなり1時間やらせるのは難しいと思います。
最初は5分でもかまいません。
大事なのは毎日続けることと、少しずつ時間を伸ばしていくことです。

そして、ただ回数をこなすのではなく、何を意識してやるのかを決めてから始めてください。
意識するポイントがないまま100回やるより、ポイントを意識した30回のほうが上達につながります。

家でできる自主練メニュー

メニュー1:ハンドリング(胴回し・膝回し・8の字)

家の中でもできて、毎日続けやすいのがハンドリングです。

ハンドリングでよくあるのが、ボールを回すときに体も一緒に動いてしまうことです。
体が動くとボールの位置が定まらず、かえって遅くなります。

ポイントは2つです。

  • 体は動かさず、その位置でボールを回す
  • 手のひらにボールがくっついている時間を増やす(手のひらの中でボールを回すイメージ)

胴回し、膝回し、8の字のほかに、片足を上げた状態でのハンドリングでバランスの練習もできます。
慣れないうちは、30秒または30回を目安にやってみてください。

※体を折りたたんだ状態でボールを上下させると、背中の下のあたりを痛めることがあるので気をつけてください。

メニュー2:チョップの形でドリブル(小指側を意識)

ドリブルが安定しない選手には、手の小指側を意識してボールを扱うことを教えています。
手をチョップの形にしてボールに触れ、手のひらをベタっとつけるようにドリブルします。

ハンドリングブートキャンプに参加した保護者の方からは、こんな感想をいただきました(原文のまま・お名前は伏せています)。

娘は一緒に視聴はしていませんでしたが、
近くにいたので、チョップでドリブルやってみてー!と言って、やってくれていました!
ボール起こしが出来ない娘が、チョップでやると、すぐ出来ました!本人もびっくりしていました!

家でできるドリブル練習として、パウンドドリブル(強くつくドリブル)のメニューも紹介します。
動画を見ながら、一緒にやってみてください。

縦足パウンドドリブル

パウンドドリブル(ボールフッキング)

パウンドドリブル(バーンアウト)

メニュー3:キャッチしたら「引き込む」

ボールをキャッチしたときに、小指側にボールをはめ込むように引き込む動作も、家で練習できます。
引き込みができると、ディフェンスにプレッシャーをかけられても取られにくくなり、次のプレーにもつなげやすくなります。

キャッチからそのままピボットにつなげると、より試合に近い練習になります。

メニュー4:ドリブル×フットワーク

ドリブルだけ、フットワークだけを別々に練習するのではなく、ドリブルとステップ(クロスステップなど)を組み合わせて練習してください。
試合では、ドリブルと足の動きは必ずセットで使います。

メニュー5:シュート(体育館・公園で)

シュートは家の中では難しいので、体育館や公園のゴールで練習します。
シュートが届かない選手は、腕や手首ではなく下半身から飛ばす「踵(かかと)どん」から始めてください。

ミニバスでシュートが届かない原因と直し方
ミニバスでレイアップが入らない・ブロックされる原因と3つのコツ

小学生なら、リングの高さがミニバス用になっているコートがおすすめです。
例えば名古屋市名東区の貴船公園は、ミニバスの高さのリングなので、届かない距離から無理に打たずに練習できます。

名古屋市内でゴールが使える場所は、こちらの記事でまとめています。
名古屋・愛知のバスケコート17選の記事を読む

自主練しない子が続くようになる3ステップ

自主練しない子が続くようになる3ステップ

「自主練しなさい」と言っても、なかなか続かないものです。
自主練しない子に必要なのは、やる気を出させることではなく、「できた」を実感できる仕組みです。

ステップ1:小さく始める(スモールステップ)

最初から「毎日1時間」を目標にすると、できなかった日に気持ちが折れてしまいます。
まずは5分、メニュー1つからで大丈夫です。
小さなことでも「今日もできた」を積み重ねていきます。

ステップ2:できたところを見える化する

僕のハンドリングブートキャンプでは、毎日の練習のあとに振り返りシートを書いてもらっていました。
お子さん用と、親御さん用の2種類です。

自主練の振り返りシートの質問例(お子さん用・親御さん用)

実際に、お子さんが書いてくれた振り返りには、こんな言葉がありました。

ボールをコントロールできて嬉しかった

ドリブルがどこも行かなかった

自分で書いた「できた」は、親が「上手になったね」と言うよりも、ずっと強く本人の自信になります。
練習の動画を撮っておくのもおすすめです。

ステップ3:3日前の自分と比べる

振り返りシートの最後には、「3日前との自分の変化」を書く欄があります。

比べる相手は、チームメイトではなく3日前の自分です。
他の子と比べると、背の高い子や上手な子との差ばかりが目に入ります。
3日前の自分と比べれば、小さくても必ず「前よりできたこと」が見つかります。

試合動画の見方や、試合の目標の決め方は、こちらの記事でまとめています。
バスケの試合分析のやり方の記事を読む

親の関わり方|声かけと表情

自主練は、親御さんの関わり方で続くかどうかが大きく変わります。

結果ではなく、取り組んだことを言葉にする

親御さん用の振り返りシートには、「成長のタネになりそうな言葉をかけるとしたら?」という質問があります。
例えば、こんな声かけです。

今日は失敗しても最後までトライしてたね

上手くできたかどうかより、挑戦したことを言葉にしてあげてください。

親の表情も、子どもはよく見ている

練習中の親の表情や言い方は、そのまま子どものモチベーションに影響します。
ブートキャンプに参加した保護者の方からは、こんな感想もいただきました。

娘への伝え方がとても参考になりました!
今までの娘への態度にすごく反省させられました。威圧的な部分もあったなと。
娘に寄り添い、自分も変わっていきたいと思えました。

「何をしないか」も決める

時間は限られています。
あれもこれもやらせるのではなく、今の子どもに必要なことを優先して、「何をしないか」も決めることが大切です。

ハンドリングブートキャンプに参加した保護者の方の声

オンラインで行ったハンドリングブートキャンプの感想です(原文のまま・お名前は伏せています)。

ここまで細かい部分まで教えてもらえることは他ではないと思います。小指、5分でもいいから毎日取り組むべきですね。

ただ、ハンドリングをするのではなく、細部に拘って練習することが大事だとわかった。小指側を意識してハンドリングをするということを初めて知った。チームの上手い子がやっているパスのフォームはこれだったんだ!とわかり、身近に実践している人がいて嬉しくなった。早く子どもと一緒に練習したいと思った。次の講義も楽しみ。

ドリブルとフットワークの連動がしっかりできるように、細かい部分まで意識して自主練したいと思いました。それができている選手は身長や体格に関わらず、得点が取れていますね。

まとめ

  • 自主練は1日30分〜1時間が目安。最初は5分からでもいいので毎日続ける
  • 回数より、何を意識してやるかを決めてから始める
  • 家でできるメニューは、ハンドリング、チョップの形でドリブル、キャッチの引き込み、ドリブル×フットワーク
  • 自主練しない子には、小さく始める→できたを見える化→3日前と比べる
  • 親は結果ではなく挑戦したことを言葉にする

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