
「背が低いけど、どのポジションをやればいいの?」
「ミニバスで身長順にポジションが決まってしまう」
小さい選手や保護者の方から、よくいただく相談です。
結論から言うと、背が低い選手に僕がすすめるのはPG(ポイントガード)とSG(シューティングガード)です。
ただし、ミニバスのうちはどのポジションも経験しておいたほうがいいと考えています。
この記事では、バスケの5つのポジションの役割と、小さい選手を専門に指導している僕が考える、背が低い選手のポジションの考え方をお伝えします。
バスケの5つのポジションと役割
バスケのポジションは、番号で呼ばれることもあります。
| 番号 | ポジション | 主な役割 |
|---|---|---|
| 1番 | PG(ポイントガード) | ボールを運び、チームのオフェンスを組み立てる司令塔 |
| 2番 | SG(シューティングガード) | 外からのシュートやドライブで得点を取る |
| 3番 | SF(スモールフォワード) | ウイングから外でも中でも得点を取る |
| 4番 | PF(パワーフォワード) | ゴール下とミドルレンジで、得点とリバウンドを取る |
| 5番 | C(センター) | ゴール下で体を張り、得点・リバウンド・守りの中心になる |
ただ、これはあくまで基本の役割です。
今のバスケットでは、ポジションの境目がどんどんなくなってきています。
背が低い選手におすすめなのはPGとSG
背が低い選手におすすめするのは、PGとSGです。
ゴールから離れた位置でプレーすることが多く、身長差の影響を受けにくいからです。
今は「スコアリングガード」が求められている
ただ、ボールを運んでパスを配るだけのガードでは足りません。
今求められているのは、自分でも得点を取れるガード(スコアリングガード)です。
ガードの役目は「味方が得点を取れる状況を作ること」ですが、そのためにも、ディフェンスに「このガードは自分で点を取ってくる」と思わせる必要があります。
自分で点が取れるから、ディフェンスが寄ってきて、味方が空くのです。
ガードの考え方については、こちらの記事でも解説しています。
ガードはゴールに向かうな|小さいガードが止められなくなる体の向き
参考になる選手
小さいガードの参考になるのが、富樫勇樹選手(167cm)と河村勇輝選手(172cm)です。
どちらも日本代表でプレーしてきた選手で、ゲームを組み立てるだけでなく、自分でも得点を取れるガードです。
プロではありませんが、中学生年代の越圭司選手(琉球ゴールデンキングスU15)のプレーもとても参考になります。
京王 Jr.ウインターカップ2024-25で大会ベスト5に選ばれ、6試合で平均23.5得点・4.8アシストを記録したガードです。
同じ中学生年代の選手が、どうやって得点を取っているのかを見てみてください。
※動画:日本バスケットボール協会(JBA)公式YouTubeチャンネル
ただ、ハイライトの得点シーンだけを真似するのはおすすめしません。
得点の前に何をしているか(ボールをもらう前の動き、ディフェンスとの駆け引き)に注目して見てみてください。
ミニバスは全部のポジションをやったほうがいい

ミニバスのうちは、どんな選手も全部のポジションをやれたほうがいいと考えています。
「背が高いからセンター」「背が低いからガード」という時代は、もう終わりました。
背が高い選手も外からシュートを打ち、ボールを運ぶ時代です。
小学生のうちに身長だけでポジションを決めてしまうと、中学・高校で必要になるスキルが身につかないままになってしまいます。
小さい選手もウイング(フォワード)は必ずやる
小さい選手でも、フォワードのようなウイングのポジションは必ずやったほうがいいです。
ガードだけをやっていると、ボールを持っていないときの動き方や、ウイングからの攻め方を覚えないまま上のカテゴリーに上がってしまいます。
ウイングで、ボールをもらう動きやキャッチからのシュート、ドライブを経験しておくことで、スコアリングガードに必要な「自分で点を取る力」がつきます。
センターのプレーもやっておく
意外に思われるかもしれませんが、センターのプレーもやっておいたほうがいいです。
ゴール下で相手に体を当てながらボールを受ける、相手を背中で感じながらボールを守る。
こうしたセンターの体の使い方は、ボール運びにもそのまま使えるからです。
ボール運びで大きい選手に詰められたときに、体でボールを守れるかどうかは、センターのプレーを経験しているかどうかで変わってきます。
ボール運びについては、こちらの記事も参考にしてください。
バスケのボール運び|小さいガードがダブルチームに捕まらない3つの技術
小さい選手がポジションで悩んだときに
身長順でポジションを決められてしまう
チームの事情で、ポジションが身長順に決まることもあると思います。
そんなときは、チームで任されたポジションをしっかりやりながら、自主練でガードのスキルを伸ばしておくのがおすすめです。
どのポジションをやった経験も、あとで必ず生きてきます。
自主練のメニューは、こちらの記事でまとめています。
ミニバスの自主練メニュー|家でできる練習と時間の目安
大きい選手とマッチアップする
どのポジションでも、小さい選手は自分より大きい相手と戦う場面が必ずあります。
大きい選手との戦い方は、こちらの記事で解説しています。
まとめ
- 背が低い選手におすすめなのはPGとSG
- 今は、自分でも得点を取れるスコアリングガードが求められている
- ミニバスのうちは全部のポジションを経験したほうがいい。「背が高いからセンター」の時代は終わった
- 小さい選手もウイングは必ずやる
- センターのプレーは、ボール運びにも使える
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